学校現場での英語教育が社会の期待に応えきれてない一因は、適切な教授法についての理解およびその教授法を用いた学習・教授経験が欠如している点にあると考えられる。より具体的には、タスク中心の教授法についての理解と、意味中心の言語活動(言語使用)から言語形式の学習(言語学習)という流れを汲んだフォーカス・オン・フォームについての理解と実践が不十分であるためと推察した。本研究は、社会文化理論に基づくタスクとフォーカス・オン・フォームを用いた英語教育が、どのように英語運用能力と英語教育観に影響を与えるかについて実証的に探り、大学における英語教員養成プログラムを開発することを目的とした。
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