研究課題/領域番号 |
21520564
|
研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
上田 敦子 茨城大学, 大学教育センター, 准教授 (30396593)
|
研究分担者 |
岡山 陽子 茨城大学, 大学教育センター, 准教授 (20396592)
神田 みなみ 平成国際大学, 法学部, 教授 (20327125)
黛 道子 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (30331391)
高瀬 敦子 近畿大学, 法学部, 講師 (60454633)
|
キーワード | 英語教育 / 多読 / 多聴 / 指導技術の向上 / 授業分析 / Extensive Reading |
研究概要 |
平成22年度は研究2年目であり、引き続き各々の行う多読授業を振り返る、授業や指導・運営方法を観察する、またそれを各々が形にして発表することが主な活動となった。 ●多読の指導法と啓蒙活動● 高瀬の「英語多読・多聴指導マニュアル」が6月、大修館より発刊された。この本は早くも多読指導を行う教員の間でバイブルとなっている。上田は一般英語学習者を対象とした「100万語多読入門」の執筆を一部担当し、多読学習の効果を高めるシャドーイングの併用について解説した。 高瀬・上田は多読学会で多読・シャドウイングの指導法とそのコツについて、発表を行った。上田はベトナム・ハノイで開催されたAsia TEFLの総会にて簡単な絵本からスタートする多読学習法を紹介した。アジアといっても国によって要求されるレベルの高さはさまざまであるが、特にベトナムの英語教員らに注目されたことは興味深い事実であった。黛は日本多読学会関西新人多読セミナーにて、条件に応じた教材選びというテーマで講師をつとめた。岡山は、多読に興味を持つ児童英語講師を対象に講演を行った。 ●研究活動● 神田は、多読の長期的な継続学習という視点から引き続き研究を続けている。 昨年度同様、お互いの授業を見学する、他大学の教員の授業を見学する、情報交換するなどの活動を行った。また、教材分析のために、新刊の教材を購入し、自らの授業の中で試用している。 当初の計画どおり、エディンバラ大学のDavid Hill教授を訪ね、多読に関する意見交換を行った。また、ロンドン大学Institute of Educationの図書館にて、多読や学習者用リーディング教材を調査した(上田)。 平成23年度は、過去2年間継続してきた各々の研究を持ちより、マニュアルを作成する年となる。
|