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2012 年度 実績報告書

日独通訳者養成から得られる知見・理論・専門用語データベース

研究課題

研究課題/領域番号 21520566
研究機関筑波大学

研究代表者

相澤 啓一  筑波大学, 人文社会系, 教授 (80175710)

研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2014-03-31
キーワードドイツ語教育 / 専門用語辞典 / 通訳者養成
研究概要

通訳者養成セミナーの実施による資料収集は、原則として毎月例会を行い、加えて8月には筑波大学において20名ほどの参加者により、3日間の合宿集中セミナーを行うことができた。日独の外務省や大使館員の協力も得て、非常にレベルが高く実践的なセミナーにより、具体的な通訳上の課題を数多くピックアップできた。またハイデルベルク大学通訳翻訳学科の協力を得て、ドイツ在住の日独通訳者やハイデルベルク大学修士課程所属の訓練生たちを主な構成員とした二泊三日の日独通訳者養成セミナーを、筑波大学ボン事務所の主催により2012年10月に行なうことができた。これらのセミナーの機会を通じ、具体的な通訳ケースにおいて問題となるさまざまな事例の収集を行うことができ、また関連語彙リストを得ることができた。
単語リストについては、コア部分の質的整備を継続的に行っている。使用インターフェースについては残念ながらまだ問題が大きく、ハイデルベルク大学で開発してもらった単語リストがプロジェクト参加者にとっては使いにくいとの評価があるため、あらためてハイデルベルク大学担当者たちと、市販ソフトも含めて最終的な使用ソフトについて検討を重ねているところである。単語リストの内容については、ベースとなるコアリストはほぼできあがっているが、ハイデルベルク大学において別途作成中となっている各分野ごとの専門用語リストも含めて、個別の単語リストの整備作業を行っているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

一昨年のサバティカルの後、単語リスト作成に関して、ハイデルベルク大学の協力により新たに作ったソフトが思ったほどの機能を発揮せず、それにともなって単語リスト作成事業が多少予定よりも遅れている。通訳セミナーを実施する過程の中での事例収集などは順調に推移しており、最終年となる平成25年における成果報告につなげたい。

今後の研究の推進方策

研究最終年となるので、単語リスト作成事業についてはインターフェースを確立してこれまでに収集したデータの精度を高めて公開する。さまざまな分野別単語リストについても、今年度のみならず、今後に向けた公開も視野に入れて、単語リスト・データベースへのデータ統合をめざす。
通訳・翻訳におけるさまざまな問題点については、これまで多くの研究会において収集してきたデータをとりまとめて、ドイツ語上級における語学教育にも役に立つ著作物として執筆・刊行を予定している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 書評:『翻訳の思想史‐近現代ドイツの翻訳論研究』[三ツ木道夫著]2013

    • 著者名/発表者名
      相澤 啓一
    • 雑誌名

      ドイツ研究(日本ドイツ学会)

      巻: 47 ページ: 未定

    • 査読あり
  • [図書] アンコールまいにちドイツ語2012

    • 著者名/発表者名
      相澤 啓一
    • 総ページ数
      200ページ(305~504ページ)
    • 出版者
      NHK出版

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公開日: 2014-07-24  

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