研究課題
本研究は類似する母語(日本語と韓国語)話者による英語の前置詞の第二言語習得である:(A)方針:英語の前置詞と日本語・韓国語の助詞は、いずれもそれぞれ一枚岩的均質な文法ではない。意味的・統語的考察からそれぞれを3タイプに分けで考えるべきである。;(B)理論的枠組み:生成文法に基づく言語習得を提訴する。特に、ミニマリストプログラムの経済性による評価選択基盤(Evaluation Matrix)や素性基盤(Feature Matrix)を導入する本研究の目的:(A)言語研究:英語の前置詞と日本語・韓国語の助詞は、(1)一語の持つ各用法間のまとまりの強さに応じて3つのクラスに分類され、(2)その分布は3つの言語間共通しており、さらに(3)その分類は母語の習得順序と重なることを示す。;(B)習得実験研究:各々の中間言語、つまり、日本語・韓国語を母語とする学習者のL2としての英語の前置詞の心的標示(Mental Representations)を3つの構築段階(developmental stages)に分けて記述する。本研究の目的達成のため、第2年度目である平成22年度には、先ず、実験研究の事前準備及び本実験デザイン作成を完成し、言語習得関連文献研究や英語教育関連文献研究を踏まえて、予備実験の結果をまとめ、既存の習得データを比較・分析・考察、その成果を国内外に報告した(研究成果参照)。日本・韓国で本実験の遂行・データ入力・結果の分析開始した。国内・国外(韓国)言語習得研究者及び英語教育者との意見交換及び研究成果報告した。
すべて 2010
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (6件) 図書 (1件)
Proceedings of the 15^th International Conference of Pan-Pacific Association of Apolied Linguistics
巻: 15 ページ: 158-165
巻: 15 ページ: 182-18
Proceedings of 2010 Korea English Teaching Associations (KETA) , English Teachers Association in Korea (ETAK) Joint International Conference
巻: 4 ページ: 276-284
巻: 4 ページ: 317-321
巻: 4 ページ: 295-300
Journal of Humanities , Social Sciences, Shinshu University Vol.4
巻: 4 ページ: 151-164