研究概要 |
2010年度(平成22年度)の本研究は、前年度の研究および前回の現代俳句についての科研費研究の成果を発展させる形で、以下の段階で行われた。 1)テープ起こし・翻訳チームの増強、2)アメリカの4つの大学図書館での資料調査3)7人の現代俳人にインタビューを行う、4)3)のインタビュー、俳句作品、論考などに学術的な注釈つきの翻訳を作成する5)学会発表の準備6)学術書の出版準備 項目1に関しては、新たに研究協力者としてフランツ幸雲(曹洞宗僧侶、Anchorage Zen Community住職、Anchorage Zen Community住職、University of Alaska, Anchorage専任講師、Alaska Pacific University非常勤講師)を加え、より専門性を高めた。 項目2に関しては、イリノイ大学、シカゴ大学、ナローパ大学、そしてUCLAで資料調査を行った。 項目3に関しては、金子兜太(現代俳句協会名誉会長)に個人インタビューを、前田弘、池田澄子、川名つぎお、大井恒行、森須蘭、高遠朱音に座談会形式のインタビューを行った。 項目4に関しては、金子兜太を中心にインタビュー、作品、年譜、講演、エッセイ、自伝などを翻訳した。 項目5に関しては、2011年8月にシアトルで北米ハイク協会で、2012年3月にTOWPATH haiku groupで講演を行う準備を整えた。 項目6に関しては、4冊の学術書の原稿をアメリカの出版社Red Moon Pressに入稿し、出版2011年度の出版準備を整えた。
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