研究課題/領域番号 |
21520581
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
與儀 峰奈子 琉球大学, 教育学部, 准教授 (80284933)
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研究分担者 |
石川 隆士 国立大学法人琉球大学, 法文学部, 教授 (60315455)
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キーワード | 小学校英語教育 / 英語教員養成 / グローバリゼーション / 教育インターンシップ / 英語教育カリキュラム / 遠隔交流 / 国際理解教育 / 英語教員研修 |
研究概要 |
本研究はグローバリゼーション時代における英語教育カリキュラム、英語教員養成、現職教員の再教育の効果的な在り方について調査・分析を行い、沖縄県内の各種教育機関に対し提言をすることを目的とする。 ボーダーレスな時代を迎え、英語教員の資質として「英語運用能力」「英語教授力」「異文化理解」「自文化理解・発信」「グローバルな視野」等が更に要求されるようになった。このような特質を備えた英語教員養成プログラムを実施するための一方策として、平成22年度から英教法の授業の中でハワイ大学およびウィーン/ブダペスト日本人学校とテレビ会議(遠隔交流)を実施している。この一連の活動で得られた成果については2つの国際学会で口頭発表を行った。また2編の論文として国際学会誌に掲載予定である。 1)外国語・英語教育の先行研究および実態調査 EUにおける英語教育・外国語教育の調査・分析を考察しながら、関連する調査範囲および調査対象を再検討し、実態調査を継続した。また、遠隔交流相手の地域における英語教育・外国語教育に関する情報を収集した。 2)教育機関との連携 平成22年度に続き英語教員養成系授業において上記の教育機関とのテレビ会議を行った。英語教員志望学生の資質向上のためにミニ模擬授業を企画・実施した。この活動のカリキュラムへの導入や教員の再教育の方法論を明確化させながら教育現場へフィードバックを行った。またぐ本研究の意義に関し周知・普及を積極的に行い目的意識が共有される教育機関とのネットワークを充実させ更にデータ収集を行った。その結果、平成24年度はグアム大学もパートナー校に加わり本研究の目標達成に向けてコラボレーションを行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の4つの課題である1)英語教育カリキュラム、2)英語教員養成、3)現職教員の再教育の効果的な在り方について調査・分析,4)沖縄県内の各種教育機関に対し提言をすること等に関し着実に計画が実施され順調に進展しているから。*上記1),2),3),4)の実施内容に関しては実績の概要に詳細を記す。
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今後の研究の推進方策 |
本研究の目的達成に向けて平成22年度からEUやハワイを中心とした教育機関とテレビ会議等の交流を行っているが、平成23年度末にはグアム大学遠隔通信機関と交渉する機会に恵まれ、本年度(平成24年度)は新たにグアム大学ともコラボレーションが可能となった。目的意識を共有する教育機関とのネットワークが拡充され、調査・分析に向けて更に有用な環境整備と素地作りを行い、研究を遂行する予定である。
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