本研究はグローバリゼーション時代における小学校英語教育カリキュラム、英語教員養成、現職教員の再教育の効果的な在り方について調査・分析を行い、提言することを目的とし研究を遂行してきた。 ボーダーレスな時代を迎え、英語教員の資質として「英語運用能力」「英語教授力」「異文化理解」「自文化理解・発信」「グローバルな視野」等が更に要求されるようになり、このような特質を備えた英語教員養成を実施するための一方策として、2010年から英語教員養成系授業においてEUや米国の教育機関と遠隔通信交流を取り入れた模擬授業を展開している。その内容は英語教員志望学生の資質向上のために教材研究を深め、リアルタイム通信を用い、英語による学校・地域文化紹介、模擬授業、沖縄関連教材の発表を含む参画型実践授業である。この一連の活動の英語教員養成プログラムへの導入や英語教員の再教育のための方法論等を明確化させながら教育現場や教育機関へフィードバックを行った。研究成果の詳細については5つの国際学会で口頭発表を行い、3篇の論文として国際学会誌に掲載した
|