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2009 年度 実績報告書

LMSの連合によるコンピュータ支援外国語協働学習の実践に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21520582
研究機関前橋工科大学

研究代表者

原島 秀人  前橋工科大学, 工学部, 准教授 (30238175)

研究分担者 神田 明延  首都大学東京, 人文科学研究科, 准教授 (10234155)
宮添 輝美  東京電機大学, 工学部, 准教授 (60339588)
佐藤 慎一  日本福祉大学, 国際福祉開発学部, 准教授 (10410763)
キーワード英語 / 教育工学 / LMS / Moodle / 協働学習
研究概要

本科研課題の本年度の目標はLMSを連合させて協働学習活動につなげるための基盤,主にハードウェアのインフラ作りをすることであった.まず予算から2台の実験用サーバ,無停電装置を購入し,愛知県の日本福祉大学と東京都の東京電機大学構内に設置した.それぞれのサーバにOS,データベース,Webサーバなどの基盤になるソフトウェアを導入し,その上にオープンゾースのLMSであるMoodleをインストールした.このMoodleにはMoodle NetworkというLMS同士を連結する機能が組み込まれているが,設定や管理の難しさもあって,世界でもあまり利用されていない.このMoodle Networkを佐藤が設定,調整し,遠隔地にある二つのLMSサーバ間でユーザがログインし直すこと無しに,互いに行き来し,それぞれの場所にあるリソースを利用したり,異なるLMSユーザ同士が交流をする仕組みを実現することができた.その実現プロセスやセキュリティー上の配慮,活動の実演などはMoodle Moot Hakodate 2010で発表した.
次に,各大学やそこでの学習者が持つブログを各校に設置されたMoodleで共有するための環境も構築した.これは複数のプログを集約した上で時系列に並べ,Moodleの画面上の一つのブロックに表示させるという仕組みである.これにより,各校における学生の学習状況や,それに関連した情報の共有が即時にできるようになった.
神田はさらに独自のMoodleサーバを立て,そのチャットモジュールを使って海外とのクラス間交流を行い,リアルタイム会話を通じて同モジュールの巧拙を検証した。また同じ交流の中でフォーラムによるtandem learningも試行した。それらの成果とこれまでのMoodleを使った授業運用について,宮添とともにフォーラム活動を中心に学会において実践報告を行なった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Moodle Network事始2010

    • 著者名/発表者名
      原島秀人, 神田明延, 佐藤慎一
    • 学会等名
      Moodle Moot Hakodate 2010
    • 発表場所
      函館未来大学
    • 年月日
      2010-02-14
  • [学会発表] 授業の向上を図る授業連携とは2009

    • 著者名/発表者名
      神田明延, 井上義比古, 北村史
    • 学会等名
      第123回外国語教育メディア学会関東支部研究大会
    • 発表場所
      東北工業大学
    • 年月日
      2009-11-14
  • [学会発表] LMSを用いたEFLブレンド型授業設計:BBSディスカション、Blog、Wikiを用いて2009

    • 著者名/発表者名
      宮添輝美, 神田明延
    • 学会等名
      第49回外国語教育メディア学会(LET)全国研究大会
    • 発表場所
      流通科学大学
    • 年月日
      2009-08-06

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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