「交付申請書」に記した「本年度の研究実施計画」に従い、以下のように研究を遂行した。 1.主として国内の外国語としてのフランス語クラスにおける会話収集とコーパス(分析資料体)の作成・分析:研究代表者(石川)の所属機関のフランス語の授業を履修する学生に対して、フランス語を選択した動機に関するアンケート調査をおこなった。さらに、平成22年2月にトゥール・フランス語学院(Institut des etudes francaise de Touraine)の1クラスにおいて録音機材を使って収集した会話のテープ起こしを前年度から引き続いて進めた。 2.海外研究協力者からの専門的知識の提供:研究代表者(石川)が所属するパリ第三=新ソルボンヌ大学研究グループDELCA(教育のディスクール、出会いの場のことば、言語習得/獲得)-DILTEC(言語と文化の教育論)の下位グループIDAP(教育的インタアクションと教師の行為)のグループ長Francine CICURELパリ第三=新ソルボンヌ大学教授に対して研究の進捗状況を報告し、あわせて専門的知識を提供してもらった。 3.海外における文献収集:インターネットの書籍販売などによって必要な文献を収集した。 4.研究成果の最終報告:研究成果の最終報告として、フランスで開催された2つのコロキアム(事前のレジュメの査読あり)で報告をおこなった。それぞれの報告後に提出した原稿が現在査読中であり、査読に通れば出版されることになる。詳細は、本研究実績報告書の「13.研究発表」を参照。さらに、研究代表者(石川)が所属するパリ第三=新ソルボンヌ大学研究グループDELCA-DILTECにおいて研究の最終報告をおこなった。
|