本研究は、アメリカ文化が混在する長崎県佐世保市のアメリカンスクールと米国大学佐世保キャンパスを中心的なフィールドとして、大学生が地域貢献活動に継続的に取り組むことが、大学生の異文化間コミュニケーション能力の向上につながるかどうかを検証することを目的とした。大学生の英語コミュニケーション能力を測るために、英語資格試験の成績だけにその判断基準を求める傾向にある中、英語コミュニケーションについて学生が教室で学習した知識や獲得した技術を、地域社会での活動を通して応用し発展させていくことは、異文化間コミュニケーション能力の養成、また実践力のある人材づくりには非常に効果的な方法の一つであることが確認された。
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