研究課題
本研究の目的は「普段文書作成に利用しているワープロでWEBベースの語学教材を手軽に作成可能とするシステム」を開発することである。この目的達成のために、以下の研究実施計画をたて研究を進行中である。なお、本研究は3年計画であり、平成21年度はその初年度に当たる。[3年間の研究計画]1. 英語教材開発支援機能の開発:ワープロ上で動作(一部外部プログラムと連携)1) 教材テキスト解析機能の開発2) コロケーションリスト表示機能の開発3) 演習問題作成支援機能の開発2. 受講者管理機能の開発1) USBサーバー(USBメモリ等で動作するポータブルサーバー)の管理機能の開発[21年度の研究成果]平成21年度はマイクロソフト社のワープロWORD2007を対象に、上記の計画のうち、1-1)の機能設計を行うとともに、2.の受講者管理機能の開発を行った。1-1)の機能設計では、WORD2007の「リボン」と呼ばれるメニュー機能の中から、a)英語教材の素材サイトのURLを指定すれば、b)そのサイトのテキストを抽出しワープロに取り込み,c)テキストの難易度の解析も行えるように設計した。この機能が完成すれば、教員は講義の対象とするクラスのレベルに合わせた教材の作成が可能である。また、2.の受講者管理機能ではUSBサーバーを利用した受講者管理機能を試作し、その問題点の洗い出しを行った。平成21年度は研究計画全体の基礎部となる重要な部分を設計・開発できたのでこの成果を平成22年度に繋げたい。
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日本教育工学会研究報告集 JSET10-1
ページ: 163-168
Proceedings of World Conference on Educational Multimedia, Hypermedia and Telecommunications 2009 ED-MEDIA 2009
ページ: 2671-2675