研究課題
本研究では一般的に利用されているワープロMicrosoft word(以下wordと呼ぶ)に語学教育に関する様々な機能、例えばCNNなどのサイトからテキストをWordに直接インポートし、その教材の難易度を解析する機能などを組み込み語学教員に提供することを目的とする。これらの機能により、教員は普段利用しているWord上で自分のクラスのレベルに適した教材を探しだし、単なるホームページではなく高機能の教育用サイトを構築することが可能となる。本研究に取り組むにあたって計画した研究の概要は以下の通りである。このうち、1-1)、1-2)についてはすでに終えており、本年度は1-3)及び2について中心に研究・開発した。1.英語教材開発支援機能の開発1)教材テキスト解析機能:主な機能は、語学(英語)教材で使用されている単語を基に教材の難易度を算出する機能、使用されている単語の頻度をカウントする機能、単語のコロケーションリストを表示する機能。2)Webとの連携機能:CNNなどの素材サイトからワープロ教材をインポートする機能。当然のことながら、インポートした教材は1)で述べた教材テキスト解析機能で解析可能となる。3)テスト問題作成機能:自動採点可能なWEBベースのテスト問題をワープロ上で生成する機能。2.受講者管理機能の開発1-3)のテスト問題作成機能については現在のところ穴埋め問題、並び替え問題、多岐選択問題について開発を行った。また、2の受講者管理機能については本研究を開始後にさまざまなクラウド関連の新技術が開発されたこともあり再検討の結果、管理運営の面からも当初の計画を変更してクラウドベースのGoogle Appsを利用したほうがいいと判断した。このためこの部分を現在修正中であるが教材テキストの解析機能部は希望があれば提供可能である。
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Proceedings of World Conference on E-Learning in Corporate, Government, Healthcare, and Higher Education (ELEARN) 2010
巻: 1 ページ: 3093-3102
http://www.pu-kumamoto.ac.jp/site2010/php/researcher/detail.php?id=61&back=d