本研究はディスレクシアを中心に、英語学習において教員がどのような学習支援を行うべきかに関して調査・論考したものである。大きな柱として(1)ディスレクシアの基礎知識・情報収集(2)アメリカ(大学での初年度教育に関する学会参加・2009年度)・シンガポール(ディスレクシア支援センターおよび教育機関の視察・2010年度)における実地踏査(3)大学生を対象としたオーラルパーセプション活動の提言から成る。音韻理解や音素の結び付けが難しい潜在的なディスレクシア学習者に対するオーラルパーセプション活動の推進を、本研究の結論とする。
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