本年度が研究の最終年であり、平成21年、22年度に行った研究を様々で発表することを中心に活動し、「学習のめやす」については問題点等を整理し、今後の発表方法を模索した。 1.全国40大学の学生3500名余を対象に"スペイン語教育改善のためのアンケート調査"を行った結果をコメントとともに、東京スペイン語研究会での発表、さらに日本イスパニヤ学会で発表し、平成24年3月には理論的基盤とともに冊子として発行した。 2.平成23年度に招聘したConcha Moreno氏の講演、ワーショップ、高大連携を考える集会、さらに23年8月にSELEで行ったスペイン語教育のため語用論についてのワークショップを総括し一つの論文集にして発表した。 3.「学習のめやす」の試作された原案についての問題点をひろい、より使いやすい形にするための改良を進めている。 4.「学習のめやす」の一つの欄には収まらないスペイン語の発音の問題についてMario Carranza氏を講師に迎えてワークショップを行い、日本人学習者が直面する音声的な問題点とそれを克服するためのアクティビティについて議論した。(参加者15名) 5.「学習のめやす」についての他の研究集会に参加し、その研究手法等、発表方法等について参考意見を聴取し、今後の発表までの方法について調査した。 6.高大連携については、高校の外国語教育の現状について調査し、今後どのような形で高大連携という視点から考えると「学習のめやす」に何を加える必要があるかなどについて議論を重ねてきた。
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