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2011 年度 実績報告書

社会言語的環境の異なる留学体験が言語取得・言語態度に及ぼす影響に関する調査

研究課題

研究課題/領域番号 21520602
研究機関早稲田大学

研究代表者

飯野 公一  早稲田大学, 国際教養学術院, 教授 (50296399)

キーワード社会言語学 / 留学 / 言語習得 / 言語態度 / Kachru / 英語
研究概要

本研究の目的は日本人大学生の一年間の海外留学経験が彼らの言語習得、言語態度、アイデンティティ等の形成にどのような影響を及ぼすかを調査、分析することである。とくに英語を教育言語とするプログラムのなかで、Kachru(1985)のモデルをもとに、(1)英語を母語とする人々が入植し、英語が第一言語として話されている社会(The inner Circle、例えばアメリカ、オーストラリア)、(2)英語が旧植民地時代の統治言語として使われ、現在第二言語として使われている社会(The Outer Circle、例えば、シンガポール、インド)、(3)英語を外国語として学習、利用されている社会(The Expanding Circle、例えば、中国、タイ)の3つのタイプの地域へ留学する学生を比較し、それぞれどのような社会ネットワークを形成し、その社会言語体験が言語習得や言語態度へ及ぼす影響を量的・質的に調査、分析することを目指した。平成23年度においては、留学前および留学終了後の学生のなかから、Kachruの分類の3つのグループの学生の協力を得て、インタビュー調査を実施し、フォーカスグループによるディスカッションをビデオ録画、解祈した。また、本学留学センターへ提出された学生アンケートの分析を行った。さらに、タイ・チュラロンコン大学の協力を得て、現地での言語環境に関する調査を実施したほか、ワシントン大学にてGourd博士とのこれまでの共同研究を整理し本研究のデータ利用について協議した。この間、関連文献の収集、データベースを作成するための音声収録、整理を行った。東日本大震災の影響でインタビュー、文字化作業が当初計画より遅れており、最終報告書の作成には今後若干の時間を要する見込みである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] マレーシアの英語重視政策-その挑戦から学ぶこと2011

    • 著者名/発表者名
      飯野公一
    • 学会等名
      日本アジア英語学会
    • 発表場所
      椙山女学園大学(愛知県)(招待講演)
    • 年月日
      2011-12-10
  • [学会発表] 英語でつなぐ世界の高等教育2011

    • 著者名/発表者名
      飯野公一
    • 学会等名
      早稲田大学ELF研究会
    • 発表場所
      早稲田大学(東京都)
    • 年月日
      2011-07-22

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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