研究課題/領域番号 |
21520603
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研究機関 | サイバー大学 |
研究代表者 |
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研究分担者 |
坂本 美枝 サイバー大学, 総合情報学部, 准教授 (60454196)
BOVEE Nickolas 九州産業大学, 語学教育研究センター, 講師 (20536247)
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キーワード | Serious Games / SLA / e-learning / Web2.0 / English language |
研究概要 |
幾つかの3Dゲームエンジンやバーチャルスペースを比較した後、Caspian Learning社が開発したThinking Worldsバージョン3.1(http://www.thinkingworlds.com)を導入しWeb2.0モジュールを作成する事で合意した。該当ゲームエンジンはSCROM対応となっており、ウェブ上又はLMS Moodleでの展開が可能である。以下のゲームデザイン方針に重点を置き、ファンタジーの世界で繰り広げられるアバターの冒険シナリオが設定された。 (1)学生の為のオン・デマンド情報 (2)学習者がより主体となるインターアクションの場 (3)学習者の自律 (4)JIT(Just In Time)フィードバックとグラフィック化された達成度のフィードバックを使った、学習者の関与を高める学習環境 アドベンチャーRPGゲームを実験デザインとして使用した。この学習用ゲームは、常にフィードバックを得ながらステージを繰り返し、自分に合ったペースで習得していけるようにデザインされている。そしてゲームのコンテンツは、TOEICのリスニングが基となっている。 LMS Moodleの支援の下ウェブ上で展開する3Dゲームのデザインと制作に必要なハードウェアとソフトウェアの調達と設定を含んだ作業が、初年度の主な研究内容となった。その内容には必要な3Dデザインソフトが導入された3Dデザインの制作スペースの設置や、オーディオ録音用ハードウェアやオーディオ編集ソフトのセットアップが含まれる。ゲームの初期版が完成したので、現在試験操作に取り組んでいる。この試験操作は来年度まで引き続き実行していく予定である。 言語的に似た内容を他のモジュールで使用する為、最初に3Dモジュールに取り組むという事で意見が揃った。その反面、3Dゲームに比べ2Dモジュールと印刷版はデマンドは低い為、作成は断然スムーズになるであろうと考えられる。
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