研究課題/領域番号 |
21520607
|
研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
深山 晶子 大阪工業大学, 知的財産学部, 教授 (80301646)
|
研究分担者 |
古賀 友也 夙川学院短期大学, 児童教育学科, 准教授 (80321149)
椋平 淳 大阪工業大学, 知的財産学部, 教授 (00319576)
森 正幸 大阪工業大学, 知的財産研究科, 教授 (40388351)
寺内 一 高千穂大学, 商学部, 教授 (50307146)
野口 ジュディー 武庫川女子大学, 薬学部, 教授 (30351787)
|
キーワード | ESP / シミュレーション教材 / CEFR / 知的財産英語 / 自己評価 / 自己診断テスト / e-Learning / Can-Doリスト |
研究概要 |
言語運用能力が国際基準ではどの程度のレベルにあるのかを自己査定することのできる指標作りが世界中でトレンドとなっている。これらの指標の代表的なものが、Can-Doリストを指標とする"Common European Framework of Reference for Languages"(以下CEFR)である。日本においても、日本版CEFRを作成する試みが進んでいる。しかし、CEFRは一般的な英語能力の査定のみを目標としたもので、専門英語(ESP: English for Specific Purposes)能力の査定は視野にない。 そこで、CEFRのCan-Doリストの枠組みを利用し、専門分野の英語(本研究では知的財産英語)スキルを客観的に評価することができるサイトを構築することを試みた。具体的に言えば、知的財産分野の仕事をする際に必要な英語運用能力自己査定用のCan-Doリストに基づき、そのリストに自己診断テストを連動させたサイトをウェブ上に構築することで、ユーザーの専門分野英語の運用能力を自己診断できるようにすることが本研究の目的である。 さらに本研究の特徴として、自己診断テストはシミュレーション形式となっていて、実際のコミュニケーションの現場を疑似体験できるものとなっていることがある。このことから、「シミュレーション型」ESP能力自己評価サイトは自己診断テストの代用として用いることも可能である。本研究では、知的財産英語自己評価サイトの構築を試みているが、知的財産英語は、法学英語と工学英語にも関連しているので、それらの分野にも応用できる。 最終年度にあたる平成23年度は、リスニング15章・リーディング15章を完成させ、実際にWebで公開して、大阪工業大学知的財産学部の授業で試験運用を行い、ユーザー・アンケート実施をし、サイトの評価を行った。
|