研究課題/領域番号 |
21520611
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
新田 香織 近畿大学, 総合社会学部, 教授 (10258064)
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研究分担者 |
白川 泰旭 近畿大学, 経営学部, 教授 (50259553)
トーマス・チャールズ クック 近畿大学, 農学部, 准教授 (30460926)
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キーワード | 英語教育 / 国際協力 / ESP教材開発 / 開発教育 / 英語発音指導 / ESPにおける語彙・文法指導 |
研究概要 |
最終年度として、学生たちの統合的英語力の実践のためのベトナムでの社会調査を実施した。21,22年度に収集した資料の中から、調査準備に適切なものを選択し、23年4月より自作教材を制作した。明確な目的をもったESP教材として、3つのモジュールに分け、1.Self-introduction(専攻、ベトナムプロジェクト参加理由など)、2.質的・量的調査、3.アンケート項目の作成とした。それぞれ音声教材 (1.ベトナム人の自己及び研究紹介など、2.youtubeの大学講義など、3.アンケートのための音読など含む)をつけ、背景知識の獲得と共に、目的を達成するために必要な語彙、文法、発音、さらに内容の興味深さなどについて講義および訓練を行った。 9月より始めたこの講義・訓練と並行して、モジュールが終わるごとに11月、12月、2月の3回ベトナム人学生とのSKYPEセッションを実施した。平成24年2月に学生たちはベトナム人学生と共同でアンケート項目を完成し、現地調査および結果発表も共同で行った。少数民族の家庭を訪問し、アンケートを口頭インタビューで行った。ダラット大学で実施した発表に関しても日本人側の学生の発音及び発表内容はすべて理解され、調査の実施ならびに結果について感謝の意を表された 「統合的英語力」の中で、1.リスニング:youtubeなどによる英語講義、SKYPEによる会話、調査中およびまとめ中の会話、プレゼンテーションでの質疑、2.スピーキング:自作教材による発音練習、自己表現練習、SKYPEによる会話、社会調査中の会話、調査結果のまとめ中の会話、プレゼンテーションおよび質疑応答など、3.リーディング:英語資料収集と理解、emailでのやりとり、4.ライティング:emailでのやりとり、調査用アンケート資料の作成、調査結果のまとめ、プレゼンテーションの原稿作成、最終レポートなどはカバーできた。 実践としては満足のいく結果を残せ、学生たちも達成感を感じることができた。
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