研究課題/領域番号 |
21520614
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研究機関 | 大阪国際大学 |
研究代表者 |
正木 美知子 大阪国際大学, 人間科学部, 教授 (80229351)
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研究分担者 |
久留 友紀子 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (00465543)
金志 佳代子 兵庫県立大学, 経営学部, 准教授 (20438253)
大年 順子 岡山大学, 言語教育センター, 准教授 (10411266)
山西 博之 関西外国語大学, 外国語学部, 講師 (30452684)
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キーワード | 教育評価 / 測定 / ライティング / ルーブリック / 書き直しツール |
研究概要 |
平成22年度に、大学のライティングの授業で、計98名の学生にルーブリックを書き直しツールとして使わせ、それに対する学生の認識と英作文の向上に関する研究を行った。平成23年度は、その研究結果を分析・考察し、2つの学会においてそれぞれ発表を行った。一つは、台北で開かれたSymposium on Second Language Writingにおいて「EFL Learners' Perceptions of a Rubric as a Writing Guideline: A Pilot Study」と題して、書き直しツールとしてのルーブリックに対する学生の認識調査の結果に関する発表である。リカートスケールによる質問紙調査の結果、Content/Idea developmentとOrganizationに関しては、ルーブリックが役にたったとする学生の割合が大きかったが、GrammarとVocabularyに関しては評価が分かれた。Mechanicsに関しては役にたったと答えた学生が多かったが、分散もまた大きかった。もう一つは、山形で開かれた第37回全国英語教育学会山形研究大会において「EFL教室における書き直しツールとしてのライティング・ルーブリックの使用-学生の認識調査と教員の評価結果をもとに-」と題して行ったものである。前述の23年度の研究において、教室でルーブリックを書き直しツールとして使用した前後の英作文に対して、日本人教員4名にルーブリックを使った分析評価と総合評価をしてもらった。その結果、ポスト・エッセイの方がルーブリックのすべてのdimensionと総合評価において向上していることがわかった。
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