当研究グループが開発したライティング評価のためのルーブリックに関して信頼性・妥当性の検証を行った。その結果、信頼性は確かめられたが評価項目によっては妥当性に欠けていたため、修正を行った。そして、どのような被験者に対しても適切な評価ができるように、ルーブリックはレベル別の記述をやめ、評価項目のみ記述し、レベルは評価者が設定できる様式に変更した。また、そのルーブリックを教室において書き直しツールとして使用し、使用者の認識調査と英作文の改善を調査した。使用した学生は、「内容・展開」、「構成」においてその使用が有効であると感じており、実際に彼らの英作文は書き直しツールとしてのルーブリックの使用後、総合評価および各dimensionの評価において向上した。
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