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2009 年度 実績報告書

小規模事業所の海外取引に関わる実務英語の事例研究

研究課題

研究課題/領域番号 21520630
研究機関旭川医科大学

研究代表者

内藤 永  旭川医科大学, 医学部, 教授 (80281898)

研究分担者 柴田 晶子  旭川医科大学, 商経社会総合学科, 教授 (40289690)
山田 惠  旭川医科大学, 薬学部, 教授 (40326559)
竹村 雅史  旭川医科大学, 短期大学部, 教授 (60353215)
三浦 寛子  旭川医科大学, 未来デザイン学部, 准教授 (60347755)
坂部 俊行  旭川医科大学, 空間創造学部, 准教授 (70337062)
キーワードESP / 実務英語 / 事例研究 / ジャンル分析 / 語彙分析 / タスク分析 / 電子メール / ビジネスレター
研究概要

本研究では、業務内容が比較的単純であり、商取引の一連の手続きが少数の社員に集中している小規模事業所を研究対象として、海外取引で使用される実務英語を包括的に調査し、貿易実務に最低限必要な英語を語彙・文法・タスクの観点から記述することを目的とした。平成21年度は、平成20年秋に発生したリーマンショックが小規模事業所の国際取引に大打撃を与え、調査予定の事業所が事業解散、事業規模縮小、海外取引停止に追い込まれた。そこで、調査対象を変更し、現在取引を続けている、当初の予定より規模の大きい事業所に変更し、最終的には3つの事業所から、契約書などのビジネス文書、電子メールのデータを入手した。このデータについては、語彙分析、ジャンル分析、市販されているビジネス英語関連書籍の用例との比較分析、文法エラーの解析を行った。その結果、1)電子メールは平易な英語で構成され、比較的文法的に正しい文で端的に書かれていること、コミュニケーション上の目的を果たすために、記号や図などが駆使されていること、2)契約書で使われる英語は文章構造が理路整然と構成されていて論旨は明確であるが、専門性の高い用語が使われ、助動詞に独特な用法があるなど、海外でのビジネス経験が長い社会人でも非常に難しい英語レベルであることが判明した。また、ドメインエキスパートへのインタビュー調査で得られた情報を併せて考慮すると、社会人を送り出す大学の英語教育においては、基礎語彙を駆使して、端的に表現する力を涵養し、まずはフォーマルな形式で電子メールを執筆する能力が、社会人を送り出す大学の英語教育には必要となる、という知見が得られた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 小規模事業所の海外取引に関わる実務英語の事例研究-商談会における英語使用の問題点2009

    • 著者名/発表者名
      内藤永
    • 学会等名
      大学英語教育学会北海道支部第1回研究会
    • 発表場所
      北海学園大学(札幌)
    • 年月日
      2009-08-01

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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