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2011 年度 実績報告書

英語習得用多読的シャドーイングと多読的音読の効果的併用方法の研究と普及

研究課題

研究課題/領域番号 21520631
研究機関茨城大学

研究代表者

岡山 陽子  茨城大学, 大学教育センター, 准教授 (20396592)

研究分担者 上田 敦子  茨城大学, 大学教育センター, 准教授 (30396593)
キーワード英語教育 / 多読 / シャドーイング / 音読 / 多聴
研究概要

本研究の目的は、1.「多読的シャドーイング」と「多読的音読」を英語授業に導入し、その併用方法と効果を検証する。2.多読的音読用教材を発掘・研究しそのデータをインターネット上で公開する、という2点で、平成23年度研究実施計画は、平成21-22年度に引き続き、(1)多読的音読教材として使用できる音源の「音読しやすさ」でのレベル分け(2)学生のシャドーイングと音読の併用方法と変遷の過程の記録(3)多読的音源教材のデータのインターネット上での公開(4)学会などでの成果の発表、という4点だった。結果、(1)の「音読しやすさ」でのレベル分けは(3)の音源教材データのインターネット上での公開に含めた。この音源教材データは、学生アンケート結果を図表としてまとめたもので、学生がシャドーイングや多読的音読を行った音源について、その速度、内容理解度、友達へのおすすめ度などを尋ねており、各作品の箇所を見ると、それらの点に関して学生の意見を図表で見ることができるようになっている。その図表から「音読しやすさ」を見分けることができるようにデザインしてある。(2)の学生のシャドーイングと音読の併用方法については、昨年度までの実践・観察・学生からのアンケート結果を踏まえて、今年度のクラスでは、90分のクラスを「シャドーイング、多読的音読、黙読、多読、ブックトーク」という組み合わせでデザインし、学期開始時から学期終了時にかけて、時間配分を考えながら、授業運営を行った。学期開始時は、学生の本や音源の選択自由度は低く、最低限シャドーイングや読書をしてほしい本・CDを教員側で用意して学生にはそれをこなしてもらった。学期半ばを過ぎ、ある程度の力がついてから本の選択自由度を高め、各学生に合った本を選べるようにしていった。結果として半期15回のクラスだったが、SLEPの読解テストで受検者14名のうち1名を除いた全員の点数が伸びた。この13名の伸びの平均は、100点換算では、12.2点だった。(4)の学会などでの成果の発表は、未だ行っていないので、これから実施したい。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Extensive reading and the effect of shadowing2011

    • 著者名/発表者名
      Nakanishi, T., Ueda, A.
    • 雑誌名

      Reading In A Foreign Language

      巻: Vol.23-1 ページ: 1-16

    • 査読あり
  • [学会発表] The effect of learning styles on extensive reading2011

    • 著者名/発表者名
      Ueda, A., Nakanishi, T.
    • 学会等名
      The 9th ASIA TEFL International Conference
    • 発表場所
      韓国、ソウル市
    • 年月日
      2011-07-29
  • [備考] 多読的多聴(シャドーイング)用音源検索サイト

    • URL

      http://tacho.cue,ibaraki.ac.jp/

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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