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2010 年度 実績報告書

電子ポートフォリオを利用した英語教師の学びと成長:ナラティブ生成と授業改善の支援

研究課題

研究課題/領域番号 21520633
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

吉田 達弘  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (10240293)

研究分担者 今井 裕之  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (80247759)
柳瀬 陽介  広島大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (70239820)
キーワード英語教育 / 教師教育 / ナラティブ / 電子ポートフォリ / 質的研究
研究概要

本研究は,教育や学習の質的な研究の枠組み基づき,英語教師が綴った「ナラティブ」をデータとし,それを解釈する研究である。学校教育現場で教える英語教師に研究協力者として参加してもらい,電子ポートフォリオに,教育実践をめぐるナラティブを綴ってもらう。収集したナラティブをデータとし,社会文化的理論に基づいて解釈,分析することで,教師の学びと成長の過程を明らかにし,その後の教師の成長と授業改善へ結びつける。
具体的には,
(1)英語教育研究におけるナラティブ・アプローチの研究手法の精緻化,
(2)ナラティブ生成を支援する電子ポートフォリオの開発・改善,
(3)教師のナラティブ・アプローチの経験と教室での授業実践の変容の相互作用の解明,
という課題の解決を目指している。
昨年度は,ナラティブ生成を支援する電子ポートフォリオの開発・改善を行ったが,今年度はこの仕組みを活用し,研究協力者となっている中高の英語教員がナラティブデータの蓄積をおこなった。Google Apps for Educationの機能を活用し,メンバー内でデータを共有し,ディスカッションを進めた。学校教育現場で多忙を極める教員にとって,ナラティブデータを蓄積することは容易ではなかったが,一次データとしてのナラティブの蓄積はある程度進んでいる。次年度は,この一次データを質的に分析し,英語教師が自らの教室での経験や成長をどのように綴っていて,ポートフォリオがそれをどのように支援しているかを分析していく。さらに,ナラティブを綴る経験が授業実践どのような影響を与えるかについて研究を進める。なお,本研究の成果の一部は,学会や書籍所収論文の中で発表した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 電子ポートフォリオを活用した教師のナラティブとその分析に関する研究2010

    • 著者名/発表者名
      吉田達弘・坂本南美
    • 学会等名
      全国英語教育学会第36回大阪研究大会
    • 発表場所
      関西大学
    • 年月日
      2010-08-07
  • [図書] Research on Second Language Teacher Education : A Sociocultural Perspective for Professional Development.(Chapter 9を吉田達弘が執筆)2011

    • 著者名/発表者名
      K.Johnson, P.Golombek
    • 総ページ数
      285
    • 出版者
      Routledge

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公開日: 2012-07-19  

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