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2009 年度 実績報告書

自発的英語学習喚起の試み-自文化を発信する観光英語を目指して-

研究課題

研究課題/領域番号 21520646
研究機関平安女学院大学

研究代表者

金川 由紀  平安女学院大学, 国際観光学部, 准教授 (50233846)

キーワード観光英語 / 自発的学習 / 能動的学習 / 自文化の意識化 / 学習者の興味関心 / 発信力としての英語
研究概要

<研究目的>
本研究は、英語を日常的に使用するような環境にない日本のような状況下で英語学習をする際に効率的に英語学習を進めるための方法として、学習者にアウトプットをさせることに重点を置いた教授法の有効性について研究を行うものである。日本の文化や観光資源を発信することを通じて学習者に恒常的に英語を使用させることで英語力の向上を図ることを達成しようとするものである。大学が京都にあることを活用し、有名観光地での調査を根幹にすえて行う。
<具体的内容>
本研究においては、研究目的でも述べているように、学習者が能動的に英語授業に参加することが基本理念の一つとなる。そのため、学習者が興味や関心を抱く観光地へ自ら赴き、現在どのような観光案内がなされているのかを調査することから、開始することになる。
平成21年度は、次の12か所への調査を実施した。高台寺、銀閣寺、平安神宮、下鴨神社、上加茂神社、清水寺、八坂神社、平等院、金閣寺、東寺、二条城、南禅寺である。現地調査では、英語で書かれている案内などを収集させた。
収集した第一次資料をグループ毎で学習させた。グループで学習させることにより、英語に苦手意識を持つ学習者には心理的ハードルが低い状態で英語に取り組めさせることができた。また、英語を得意とする学習者には、教えることにより知識レベルから使えるレベルへの英語力の向上が図られた。
各グループによる学習は、英語による最終プレゼンテーションを通じて、全員に共通するものとさせた。個人にはそれぞれ調査についてのレポートを提出させた。現在、プレゼンテーションしたものについて、ネイティブスピーカーの手を借りて、英語の校正を行っている。最終的には、京都案内を英語でする場合の英語の語彙について特定することを視野に入れている。完成すれば、それを使って学生たちが京都を訪れる外国人観光客にもっと積極的に観光案内ができるようになるはずである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 学生たちの興味・関心に基づく英語授業についての-考察-「英語で学ぶ日本の社会文化」のクラスを通じて-2010

    • 著者名/発表者名
      金川由紀
    • 雑誌名

      平安女学院大学研究年報 10(未定)

  • [雑誌論文] ニッポン温泉観光地案内-外国語による表記をめぐって-2010

    • 著者名/発表者名
      李建志・金川由紀
    • 雑誌名

      温泉研究 7(未定)

  • [学会発表] ニッポン温泉観光地案内-外国語による表記をめぐって-2009

    • 著者名/発表者名
      金川由紀・李建志
    • 学会等名
      温泉学会 第11回 群馬・みなかみ大会
    • 発表場所
      みなかみ町カルチャーセンター
    • 年月日
      2009-09-06

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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