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2009 年度 実績報告書

英語学習者および日本語学習者の言語意識に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21520648
研究機関甲南女子大学

研究代表者

梅原 大輔  甲南女子大学, 文学部, 教授 (70232907)

研究分担者 冨永 英夫  兵庫県立大学, 経済学部, 教授 (10180176)
児玉 一宏  京都教育大学, 教育学部, 准教授 (40340450)
菅井 三実  兵庫教育大学, 学校教育学研究科, 准教授 (10252206)
森 篤嗣  国立国語研究所, 日本語教育基盤情報センター, 研究員 (30407209)
森山 卓郎  京都教育大学, 教育学部, 教授 (80182278)
キーワード第二言語習得 / 日英語対照 / 認知言語学 / 英語教育 / 日本語教 / 言語意識
研究概要

平成21年度は研究の初年度として、グループの会合を重ねる中、主として予備的な調査研究を進めた。
1学習者が外国語学習の過程で学習中の言語(中間言語)に対してどのような意識を持っているのか、というモデルの構築に向け、認知言語学、英語教育、日本語教育、日英語対照言語学の研究動向について資料収集するとともに、研究協力者がそれぞれの関心に基づいて調査研究、情報交換を行った。特に近年、認知言語学と第二言語習得の関係を取扱った研究が海外で増えつつあることは注目すべきである。今後、主として認知言語学のアプローチを援用し、第二言語学習者の中間言語の意識をモデル化することを目指す。
2学習者の言語意識に対する研究手法、評価方法についての情報収集、情報交換を行った。第二言語習得研究の領域において、質的研究は必ずしも一般的ではない。これについて、質的研究が盛んに行われている社会学や看護学といった領域の著作物も参照し、GTA、SCQRMといった研究方法の可能性を検討した。(未発表)
3予備的な調査として、日本人の英語学習者が英語の受動文に対して持つ文法性の意識を大学生の被験者に対して行った。学習者による文法性判断テストと事後のインタビューを通して、文の文法性判断がどの程度意識的に行われるか、どの程度安定的であるのか、母語の影響はどのように見られるのか、といった点を評価することを目指している(未発表)。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 「母語話者が書いた日本語メール文」に対する非母語話者の評価-中国系非母語話者3名の質的手法によるケーススタディー2010

    • 著者名/発表者名
      森篤嗣
    • 雑誌名

      待遇コミュニケーション研究 7

      ページ: 81-96

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 言語研究の複雑系的シナリオ2009

    • 著者名/発表者名
      菅井三実
    • 雑誌名

      言語 38-10

      ページ: 54-59

  • [学会発表] 「非言語話者の書きことば」に対する日本人の評価観をめぐる量的調査2009

    • 著者名/発表者名
      宇佐美洋・森篤嗣・吉田さち
    • 学会等名
      第24回社会言語科学会研究大会
    • 発表場所
      京都大学
    • 年月日
      2009-09-19
  • [図書] 国語からはじめる外国語活動2009

    • 著者名/発表者名
      森山卓郎編著
    • 総ページ数
      280
    • 出版者
      慶應義塾大学出版局
  • [図書] 言語習得と用法基盤モデル2009

    • 著者名/発表者名
      児玉一宏, 他著
    • 総ページ数
      192
    • 出版者
      研究社
  • [図書] 英語学習を通して知る日本語のツボ2009

    • 著者名/発表者名
      兵庫教育大学菅井研究室編
    • 総ページ数
      29
    • 出版者
      オンライン(http://www.soc.hyogo-u.ac.jp/ksugai/hakuho.htm)

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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