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2010 年度 実績報告書

モンゴルにおける景観認識の歴史-古地図の研究-

研究課題

研究課題/領域番号 21520654
研究機関東京外国語大学

研究代表者

二木 博史  東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (90219072)

研究分担者 上村 明  東京外国語大学, 外国語学部, 研究員 (90376830)
キーワード景観認識 / 統治制度 / 古地図 / モンゴル
研究概要

前年度にひきつづき、2010年9月および2011年2、3月に代表者と分担者がモンゴル国立中奥立書館およびモンゴル国立図書館で古地図、境昼報告書の閲覧、複写ぐデジタル化をおこなった。おもに清代外モンゴルの4アイマグ、なかでも地図と関連資料がおおくのこるハルハ東部のトゥシェート・ハン・アイマグ、セツェン・ハン・アイマグの古地図、関連文書の分析をおこない、作図法の変遷、地図の作成の命令にかんする文書の形式を考察した。19世紀の前半に作成された地図と清末に多数作成された地図の比較をおこない、あるい地図にモンゴル人の伝統的な景観認識が反映されている可能性を再確認した。
セツェン・ハン・アイマグの東部は、清代には黒龍江将軍の管轄する地域と、1930年代には満洲国と国境紛争をおこしているので、同地域の地図を精査し、紛争の歴史を整理した。
ベルリンのモンゴル地図コレクションがすべてデジタル化され公開されたので、モンゴルに所蔵される未公開の地図との比較をこころみた。ベルリン・コレクションにふくまれる地図は時代的にはあたらしいといはいえ、内モンゴルの地図を多数ふくんでいるので、内外モンゴルの地図を比較するうえでは貴重な資料になりえ特別をもつことがあきらかになった。
最終年度に予定している古地図研究の国際会議の準備をおこない、モンゴル側の研究者と意見の交換をかさねた。とくにモンゴルの地名研究はかまのラブダン教授の蓄積している地図資料の利用の可能性について協議した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] エルデニゾー寺院とその周辺2010

    • 著者名/発表者名
      二木博史
    • 雑誌名

      日本とモンゴル

      巻: 45巻1号 ページ: 46-60

  • [学会発表] Mongol dahi ih helmegduulelt ba Yapon2010

    • 著者名/発表者名
      Futaki Hiroshi
    • 学会等名
      第3回ウランバートル日モ国際シンポジウム
    • 発表場所
      (モンゴル)モンゴル日本人材開発センター 招待講演
    • 年月日
      2010-09-10
  • [図書] Proceedings of the Third International Cenference Past and Present of the Mongolic Peoples(KUREBITIO Tokusu (ed.))2011

    • 著者名/発表者名
      Futaki Hiroshi
    • 総ページ数
      8
    • 出版者
      Admon(印刷中)

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公開日: 2012-07-19  

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