研究課題/領域番号 |
21520658
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
所 功 京都産業大学, 法学部, 教授 (10087728)
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研究分担者 |
川北 靖之 京都産業大学, 法学部, 教授 (70131274)
小林 一彦 京都産業大学, 文化学部, 教授 (30269568)
宮川 康子 京都産業大学, 日本文化研究所, 教授 (60251154)
若松 正志 京都産業大学, 文化学部, 教授 (20230922)
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キーワード | 日本史 / 朝廷 / 賀茂 / 御記 / 絵巻 |
研究概要 |
1.前年度までに解読し終えた『後桜町天皇宸記』に総点検を加えると共に、宮内省編『後桜町天皇実録』の関係記事などとの対比も進めた。また、宮廷にも出仕した賀茂社祠官のうち、戸田家に伝わった江戸中後期の日記を前年度マイクロフィルムで購入したので、これも御記との対比検討に活用することにした。各研究者の調査・研究成果は、研究会で発表し、参会者の意見交換も取り入れ、その一部がまとめられ、日本文化研究所の紀要などに公表された。 2.学外の研究協力者として、主に政治史関係について、石田俊(京都光華女子大学非常勤講師)・笹部昌利(本学・佛教大学非常勤講師)・宍戸忠男(國學院大學兼任講師)・吉野健一(京都府丹後郷土資料館)が、主に文化史関係について、飯塚ひろみ(同志社女子大学非常勤講師)・海野圭介(国文学研究資料館准教授)岸本香織(京都造形芸術大学非常勤講師)・京條寛樹(下鴨神社神職)・嵯峨江建(同)・末松剛(京都造形芸術大学准教授)・橋本富太郎(モラロジー研究所研究員)・松本公一(池坊短期大学教授)・村山弘太郎(京都外国語大学非常勤講師)・山口剛史(皇學館大学助手)・米田裕之(上賀茂神社神職)が、それぞれ専門のテーマに即して、関係史料を調査し(宮内庁書陵部、国立公文書館、國學院大學など)、その成果を持ち寄り発表した。 3.さらに、ゲスト講師として、出雲路敬直(下御霊神社宮司)・藤森馨(国士舘大学教授)・永田和宏(本学総合生命科学部教授)を招き、装束、伊勢神宮と賀茂大社の祭の比較、宮廷和歌など、各専門領域の最先端の講義をしていただいた。なお、前年度(平成22年度)にゲスト講師として発表いただいた上野利三(三重中京大学名誉教授)・泉万里の成果は、日本文化研究所の紀要に掲載した。
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