研究課題
基盤研究(C)
本研究は、近世日本における天草・寒天の生産構造について、天草生産地である伊豆、寒天加工地域である大坂北部地域を取り上げて検討したものである。伊豆における天草の購入は浦請という漁場利用方法で独占され、またそこに紀州藩が介入することで、原料となる天草の価格が上昇した。天草価格の高騰は寒天生産人仲間の経営を圧迫し、また各藩が寒天の専売制を強化したため、生産地村々の間での対立や村内百姓間の相克などを生じさせることとなった。
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歴史科学と教育
巻: 28・29合併号 ページ: 37-54
比較日本学教育研究センター研究年報
巻: 6巻 ページ: 21-30
飯田市歴史研究所年報別冊・地域史の現在
巻: 1巻 ページ: 74-82