研究課題
基盤研究(C)
性格の異なる複数の蔵の結びつきによる物資流通という、蔵ネットワークの視点に基づくことで、近世後期の新潟湊とその後背地における、多様な商人の重層的な展開とその複雑な結びつきによる米穀流通の構造が、明らかになった。またそれに伴い、商品とその所有権が分離して移転する様子も見いだすことができた。こうした構造こそが、流通ヘゲモニーの掌握の前提であり、それは地主にとっても領主にとっても同様であった。
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資料学研究
巻: 8 ページ: 1-30