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2011 年度 実績報告書

近世木版絵図史料の使用痕分析に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21520683
研究機関尚絅学院大学

研究代表者

千葉 正樹  尚絅学院大学, 総合人間科学部, 教授 (30312630)

キーワード日本史 / 近世史 / 絵図
研究概要

東日本大震災の影響で本年度は平成23年10月まで研究を執り行うことができず、その後一部経費を繰り越しつつ、作業を進めていたものの、平成24年9月に発症した病気のため、平成24年10月から25年3月まで病気休暇を取って治療に専念せざるを得なかった。そのため、本研究を構成する各研究については以下のような成果を上げつつも、完成には至っていない。
①『分間懐宝御江戸絵図』の一部を復元し、書き込み等で使用痕の現れ方を確認する実験的研究については、復元までは終え、木版職人の聞き取りなどによって、木版絵図の技術に関する全体像が明らかとなった。だが書き込み等により色のにじみなどを把握する実験は中断せざるを得なかった。
②同絵図の所蔵者と考えられる土佐藩士に関する研究は高知市における前年度の調査により史料分析を進めることができ、当該藩士の家系・居所・役職・幕末における動きの概要が明らかとなった。また当人が報告に関与したと考えられる藩文書の所在を把握でき、追加調査が必要となったがそれは果たせなかった。
③江戸絵図全体の歴史過程については、江戸城に関する描写に軸をおいて時期区分を明らかにし、論文で報告するとともに分析の基盤を確立することができた。
④東北地方における絵図史料調査については、平成22年度までのデータについて整理を行ったが、本年度における新しい発見・調査はなかった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 画像のなかの江戸城―版本江戸絵図を中心に2012

    • 著者名/発表者名
      千葉正樹
    • 雑誌名

      東京大学史料編纂所研究紀要

      巻: 22 ページ: 267-280

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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