研究課題
基盤研究(C)
近世木版絵図は利用者と社会の要求に応えて、容易にその表現を変化させるという特徴があった。江戸絵図は図としての正確性と情報量が反比例する関係にあり、江戸城がその調整の空間として用いられていることがわかった。また、利用者は絵図上にその行動の痕跡を残している場合が少なくない。幕末期の江戸絵図の一部を、当時と近似した技術と素材で復元することに成功し、書き込み・折り目などの現れ方を実験する研究を続行している。
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東京大学史料編纂所紀要
巻: 22巻 ページ: 267-280