研究課題/領域番号 |
21520697
|
研究機関 | 大阪産業大学 |
研究代表者 |
藤永 壮 大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (00247876)
|
研究分担者 |
伊地知 紀子 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (40332829)
高 正子 天理大学, 国際文化学部, 講師 (80441418)
|
キーワード | 済州島 / 大阪 / 朝鮮 / 韓国 / 済州島4・3事件 / 在日朝鮮人 |
研究概要 |
本研究の主な目的は、済州島出身者へのインタビュー調査を中心に、第2次大戦直後の時期の在阪朝鮮人の生活状況を復元することである。今年度、大阪では2010年7月、11月、2011年1月、3月に計4名の方のインタビューを実施した。また大阪から他地方へ移動した方の追跡調査のため、2010年9月に東京・川崎で2名の方にインタビューを、また関連施設の見学などを実施した。10月には韓国・済州島で開催された「"済州4・3"62周年記念国際シンポジウム<記憶の口述と歴史>」(済州平和財団主催)でメンバー3名が研究報告、2名がコメントを行い、あわせてフィールド調査も実施した。ただ2011年3月に予定していた宮城・岩手両県方面へのフィールド調査は、東日本大震災の影響で実施できなかった。今年度はとくにこれまでのインタビュー調査の成果のテープ起こし、編集作業を集中的に実施し、このうち2名の記録については、研究代表者勤務先の学会誌に掲載した。なおこれまでの調査から5名の記録を韓国語に翻訳する作業も進めており、今年夏には韓国で出版する予定である。
|