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2010 年度 実績報告書

経済中心地論にもとづく唐宋変革論の再検討

研究課題

研究課題/領域番号 21520718
研究機関青山学院大学

研究代表者

青木 敦  青山学院大学, 文学部, 教授 (90272492)

キーワード経済中心地論 / 唐宋変革 / 北宋 / 南宋 / 法制史 / 経済史 / 中国経済 / 歴史地理
研究概要

本研究では、対象時期を(ア)唐前半期以前(7世紀以前)、(イ)唐末五代(8~10世紀)、(ウ)宋元代(10~14世紀半)、(エ)明清代(14世紀~20世紀半)の4時期にわけ、民間の経済活動における紛争処理の面で王朝がもっとも重要視した地域、すなわち王朝の「経済中心地」と諸制度の関係を解明することとしたが、本年度においては、この課題にかんする2回の研究報告会を行い(5月23日、9月4日)、研究代表者のほか、各回2~3名の報告者を得て討議を行った。また(イ)に関連して、青山大学史学会において講演会「前近代中国の経済革命と宋代社会」を行い、(エ)に関して明清史夏合宿において当該テーマに関する討議、および慶応大学東アジア研究所での講演「抵当慣行および関連法規から見た宋と清の比較」を行い、さらに(ウ)については昨年度までの本研究の成果およびこれに先行する特定領域研究「中国の法文化の特質、変化、および地域的差異に関する研究」との関連を考察した。さらに、これらの研究を通じて、北朝から唐への連続性と、南宋の文化の持つ南朝的要素について、全羅北道全州市・全北大学校における国際会議「〓〓〓〓〓」にて発表「南北支那論と唐宋変革論における宋朝の定位」を行った。
以上の研究活動を通じて、概ね、唐から天聖に至る令には、北朝的な要素が濃いのに対し、元豊以降は南朝的な土地自由取引の存在した経済に共通する諸問題が令に含まれる事実が明らかとなった。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2010 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (7件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 南北支那論と唐宋変革論における宋朝の定位2010

    • 著者名/発表者名
      青木敦
    • 雑誌名

      〓〓〓〓〓

      巻: 〓4〓 ページ: 337-377

    • 査読あり
  • [学会発表] 南北支那論と唐宋変革論における宋朝の定位2010

    • 著者名/発表者名
      青木敦
    • 学会等名
      〓〓〓〓〓
    • 発表場所
      全北大学校(韓国全州市)(招待)
    • 年月日
      2010-12-03
  • [学会発表] 判語・文集に見える条文と慶元条法事類の関係(2)2010

    • 著者名/発表者名
      青木敦
    • 学会等名
      唐宋変革の歴史地理的研究第二回研究報告会
    • 発表場所
      大阪大学文学部
    • 年月日
      2010-09-04
  • [学会発表] 東ユーラシア交流史における宋朝-にんぷろの来し方と我々の行く末2010

    • 著者名/発表者名
      青木敦
    • 学会等名
      宋代史研究会
    • 発表場所
      リフレフォーラム(招待)
    • 年月日
      2010-08-28
  • [学会発表] 宋代民事法研究と明清地域社会論-若干の土地取引法と-田両主慣行をめぐって2010

    • 著者名/発表者名
      青木敦
    • 学会等名
      明清史夏合宿
    • 発表場所
      箱根高原ホテル(招待)
    • 年月日
      2010-08-02
  • [学会発表] 抵当慣行および関連法規から見た宋と清の比較2010

    • 著者名/発表者名
      青木敦
    • 学会等名
      慶應義塾大学東アジア研究所第25回学術大会
    • 発表場所
      慶應義塾大学(招待)
    • 年月日
      2010-06-26
  • [学会発表] 前近代中国の経済革命と宋代社会2010

    • 著者名/発表者名
      青木敦
    • 学会等名
      青山学院大学史学会講演会
    • 発表場所
      青山学院大学(招待)
    • 年月日
      2010-06-22
  • [学会発表] 判語・文集に見える条文と慶元条法事類の関係2010

    • 著者名/発表者名
      青木敦
    • 学会等名
      唐宋変革の歴史地理的研究第一回研究報告会
    • 発表場所
      大阪大学文学部
    • 年月日
      2010-05-23
  • [備考]

    • URL

      http://www.cl.aoyama.ac.jp/history/sodaishi/t_links/

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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