• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

宋-明期の江南における小経営発展と里甲制体制下の階層構成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21520723
研究機関熊本大学

研究代表者

伊藤 正彦  熊本大学, 文学部, 准教授 (50253711)

キーワード東洋史 / 経済史 / 小経営 / 里甲制 / 階層構成 / 安徴省博物館 / 賦役黄冊 / 現地調査
研究概要

本年度は,安徽省博物館所蔵の賦役黄冊関係文書を閲覧・写真撮影し,本研究の基盤を固めることが目標であり,2度(2009年9月と2010年3月)にわたって安徽省博物館を訪問して文書を閲覧することができた。ただし,当初,文書の全体の写真撮影を計画していたものの,全体の写真撮影は許可されなかったため,記載データの収集方法を筆写に変更せざるを得なかった。また,文書の一部は博物館の都合で閲覧を許可されなかったため,2011年9月に訪問して閲覧した。
また,2009年11月に連携研究者・研究協力者と研究会を行なうことによって,文書の閲覧に基づく各自の研究計画の具体化を図るとともに,文書の記載データの整理方法・分析方法を定めて文書記載データの整理に着手することができた。
なお,安徽省博物館を訪問した際には,安徽大学歴史系・徽学研究中心の研究者と来年度の現地調査(文書史料の舞台となった現在の休寧県陳霞周辺地域)にむけた打ち合わせを行なった。
総じて,当初の計画の変更を余儀なくされたとはいえ,研究の基盤を構築し,初年度の目標を十分達成することができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 安徽省博物館所蔵, 賦役黄冊関係文書の閲覧・調査にむけて2009

    • 著者名/発表者名
      伊藤正彦
    • 学会等名
      中国史研究会
    • 発表場所
      民宿「さす正」(長野県)
    • 年月日
      2009-08-24
  • [図書] 宋元郷村社会史論-明初里甲制体制の形成過程-2010

    • 著者名/発表者名
      伊藤正彦
    • 総ページ数
      416
    • 出版者
      汲古書院

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi