• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 研究成果報告書

ポスト社会主義諸国の歴史と記憶に関する実証的研究:バルト諸国の事例

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21520743
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 西洋史
研究機関早稲田大学 (2011-2012)
京都大学 (2009-2010)

研究代表者

小森 宏美  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (50353454)

研究期間 (年度) 2009 – 2012
キーワード記憶 / 記憶の装置 / 歴史教育 / 歴史認識 / エストニア / ポスト社会主義
研究概要

バルト諸国の事例から歴史と社会の関係における次のことが確認された。現代社会においては多様な「記憶の装置」の存在により、対立する複数の歴史的記憶というよりは、むしろ流動的で重なりとずれのある歴史的記憶が形成されている。そうした状況においては、「公定」国史が社会的記憶と完全に一致することはない。また、この社会的記憶の共有と非共有の間の境界線も必ずしも不動ではない。

  • 研究成果

    (15件)

すべて 2013 2012 2011 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (3件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 過去の克服としての『新自由主義なるもの』―エストニアの社会正義観と改革党の成功2013

    • 著者名/発表者名
      小森宏美
    • 雑誌名

      ネオリベラリズムの実践現場』京都大学学術出版会 (村上勇介、仙石学編)

      ページ: 111-136

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 紛争回避のメカニズム―エストニアを事例として2012

    • 著者名/発表者名
      小森宏美
    • 雑誌名

      月村太郎編『地域紛争の構図』東洋書房

      ページ: 213-235

  • [雑誌論文] 国と国際が溶解する空間としてのバルト地域2012

    • 著者名/発表者名
      小森宏美
    • 雑誌名

      塩川伸明・小松久男・沼野充義編『ユーラシア世界第5 巻国家と国際関係』、東京大学出版会

      ページ: 95-117

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 移動の制度化に見る国の論理、人の論理―エストニアの独立回復とEU加盟過程でのパスポートの意味2012

    • 著者名/発表者名
      小森宏美
    • 雑誌名

      越境とアイデンティフィケーション―国籍・パスポート・ID カード (陳天璽、近藤敦、小森宏美、佐々木てる編)

      ページ: 230-248

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 体制転換と歴史認識―エストニアのソヴェト化をめぐる複数の語り2012

    • 著者名/発表者名
      小森宏美
    • 雑誌名

      地域研究

      巻: 第12巻第1号 ページ: 234-251

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Malu ja tunnustamine2011

    • 著者名/発表者名
      Hiromi KOMORI
    • 雑誌名

      2011 kui kahekordne tahtaasta Jaapani ja Eesti suhetes, Tuna

      ページ: 53-60

  • [雑誌論文] 移民か、ナショナル・マイノリティか―言語政策からみるバルト三国のマイノリティ2011

    • 著者名/発表者名
      小森宏美
    • 雑誌名

      移民のヨーロッパ―国際比較の視点から (竹沢尚一郎)

      ページ: 198-215

    • 査読あり
  • [雑誌論文] エストニアとラトヴィアの政党政治比較-歴史的要因としてのロシア語系住民問題を軸に2011

    • 著者名/発表者名
      小森宏美
    • 雑誌名

      林忠行・仙石学『ポスト社会主義期の政治と経済』

      ページ: 203-231

    • 査読あり
  • [雑誌論文] バルト三国の言語政策2010

    • 著者名/発表者名
      小森宏美
    • 雑誌名

      山本忠行・河原俊昭『世界の言語政策』

      巻: 第3 集 ページ: 29-54

  • [雑誌論文] エストニアの安全保障観とNATO

    • 著者名/発表者名
      小森宏美
    • 雑誌名

      広瀬佳一、吉崎知典編『冷戦後のNATO―"ハイブリッド同盟"への挑戦』ミネルヴァ書房

      ページ: 149-165

  • [学会発表] エストニアの安全保障観とNATO2011

    • 著者名/発表者名
      小森宏美
    • 学会等名
      国際政治学会
    • 年月日
      20111100
  • [学会発表] バルト三国の言語政策の展開2010

    • 著者名/発表者名
      小森宏美
    • 学会等名
      日本比較政治学会
    • 年月日
      20100600
  • [学会発表] Language and memory gap ; A case of Estonia in the Perestroika period, Twenty years after the fall of the Berlin Wall2009

    • 著者名/発表者名
      Hiromi KOMORI
    • 学会等名
      The politics of memory and democratization
    • 発表場所
      University of Latvia, Riga
    • 年月日
      2009-09-01
  • [図書] エストニアを知るための59章2012

    • 著者名/発表者名
      小森宏美
    • 総ページ数
      362
    • 出版者
      明石書店
  • [図書] 越境とアイデンティフィケーション―国籍・パスポート・ID カード2012

    • 著者名/発表者名
      陳天璽、近藤敦、小森宏美、佐々木てる
    • 総ページ数
      476
    • 出版者
      新曜社

URL: 

公開日: 2014-08-29  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi