研究課題
基盤研究(C)
本研究は、1932 年に成立したいわゆる「満洲国」に居住した亡命ロシア人の生活世界の実態とその変容を、同時代の史料に基づいて実証的に考察した。その過程で、1934年末に日本軍特務機関の指導下で設立された満洲国白系露人事務局がロシア人亡命者の体制への統合に大きな役割を果たしたこと、ロシア人亡命者が同事務局を通じて満洲国において一定の凝集性を維持できたこと、を明らかにした。
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セーヴェル
巻: 第27号 ページ: 21-30
巻: 第26号 ページ: 121-126