研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、ドイツ社会国家におけるキリスト教系民間福祉の役割を歴史的に検討することにあった。分析の結果、明らかになった点は以下のとおりである。(1) 20世紀のドイツ社会国家において、民間福祉と国家福祉は相互補完的関係性にあった。(2) 民間福祉は、特に障害者福祉、児童保護といった領域において大きなプレゼンスを有していた。(3) 民間福祉は、福祉人材の供給においても公的福祉を凌駕しており、福祉国家にとってこうした民間福祉との協働は不可欠であった。
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