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2012 年度 実績報告書

喜捨と慈善のゆくえに関する人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21520816
研究機関滋賀大学

研究代表者

福浦 厚子  滋賀大学, 経済学部, 准教授 (90283548)

研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2013-03-31
キーワード喜捨 / 慈善 / シンガポール / 宗教 / 社会基盤
研究概要

「喜捨と慈善のゆくえ」研究の最終年度となるため、これまでの研究を総括するために日本文化人類学会において発表を行った。(「慈善活動と社会基盤――シンガポールの事例から」第46回研究大会、2012年6月23日、於:広島大学)この発表ではシンガポールにおける慈善活動のなかでも華人系の人々の善堂での慈善活動に着目し、その今日的な特質について指摘し、シンガポールの社会状況との関連性についてまとめた。慈善活動には世俗的なものから宗教的なものまで多種多様で、シンガポールは日本に比べると活発であるが、それがどのような背景に基づくものであるのかといった点についても着目した。発表を行いフロアの方々からの意見を通して、潮州系の善堂を一つの拠点として繰り広げられる慈善活動がいかに宗教性を背景に多くの人々を引きつけてきたのか、その点についてさらに洞察が必要という認識をもった。その一方で、社会基盤たとえばこの発表では、公共政策の一環として位置づけられる医療サービスの多くが慈善活動と連携している点については、シンガポールの特徴として捉えその側面から論文をまとめた。( “Charity Activities and Social Infrastructure: A Case Study in Singapore” Working Paper Series No.190, The Institute for Economics and Business Research Shiga University, pp.1-22, May,2013.)
今年度で本課題の科研費研究はひとまず収束を迎えるが、喜捨と慈善を巡る多様な活動や世界観がシンガポール社会をどのように動かしているのか、今後もさまざまな側面から捉えることで日本社会を考える一助としたい。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Charity Activities and Social Infrastructure: A Case Study in Singapore2013

    • 著者名/発表者名
      Fukuura, Atsuko
    • 雑誌名

      Working Paper Series, The Institure for Economic and Business Research Shiga University

      巻: No.190 ページ: 1-22

    • DOI

      http://mokuroku.biwako.shiga-u.ac.jp/WP/No190.pdf

  • [学会発表] 慈善活動と社会基盤――シンガポールの事例から

    • 著者名/発表者名
      福浦厚子
    • 学会等名
      日本文化人類学会第46回研究大会
    • 発表場所
      広島大学

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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