• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

現代インドにおける家族・親族の再編成-移動社会をつなぐ親密ネットワーク

研究課題

研究課題/領域番号 21520819
研究機関大阪大学

研究代表者

常田 夕美子  大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 特任助教 (30452444)

キーワードインド / 家族 / ネットワーク / 文化人類学
研究概要

本年度は、現代インドにおける家族・親族の再編成の様相がいかに1991年の経済自由化以降の社会経済的動態を支える人的ネットワークの基盤になっているかについて分析するために、バンガロール市、ブバネーシュワル市、プリー市およびそれらの都市近郊在住の人々を対象に聞き取り調査をおこなった。インタビューの質問は次のようなものであった。1)あなたの家族の成員は誰ですか?2)現在あなたは誰と一緒に住んでいますか?3)家族の成員が別の場所に住んでいる場合、どこに誰が住んでいますか?4)あなたは都市あるいは海外に行ったことがありますか?5)あなたの家族・親族のなかで都市あるいは海外に行っている人、行ったことがある人はいますか?6)彼らは何をしていますか?7)都市や海外に住んでいる家族・親族と連絡を取っていますか?8)連絡を取る方法は?9)土産や送金のやりとりはありますか?こうした会話の流れのなかで、1)未婚/既婚;2)年齢;3)所属カースト;4)職業;5)年収;6)宗教などの個人データについても獲得した。カルカッタ市では、資料収集をおこなった。帰国してからは、フィールドワークで収集したデータの整理・分析に着手した。また並行して、当課題に関する学術書やパンフレット類の文献資料を収集した。さらに、来年度の調査のために、調査地の親しい人たちとも日本滞在中から電子メールなどで連絡をとりあって、調査研究のための前準備(インタビューに応じてくれそうな人からの承諾やスケジュール調整)を進めておいてもらった。成果は、2009年4月8日~10日"Development as Hope:Towards Ecology of life",国際会議Reframing Development:Post-development, Globalization, and the Human Condition(大阪大学)2009年10月23日"Negotiating New Cultural Spaces:Defining and Enacting Civility among Urban Middle-class Women in Orissa, India",第38回アメリカ南アジア学会(ウィスコンシン)で発表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Negotiating New Cultural Spaces : Defining and Enacting Civility among Urban Middle-class Women in Orissa, India2009

    • 著者名/発表者名
      Yumiko Tokita-Tanabe
    • 学会等名
      第38回アメリカ南アジア学会
    • 発表場所
      米国・ウィスコンシン
    • 年月日
      2009-10-23

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi