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2011 年度 実績報告書

現代インドにおける家族・親族の再編成-移動社会をつなぐ親密ネットワーク

研究課題

研究課題/領域番号 21520819
研究機関大阪大学

研究代表者

常田 夕美子  大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 特任准教授 (30452444)

キーワードインド / 家族 / ネットワーク / 文化人類学
研究概要

本年度は、研究のまとめの年として、国内外の学会および研究会で研究成果の発表および論文執筆をおこなった。
2011年8月2日~8月29日、2012年1月26日~2月26日は、前年度から引き続きフィールドワークを実施し、最終的なデータ採集をおこなった。
全体の調査研究であきらかになったのは、在日オリッサ人のニューカマー移民のネットワークの重要性である。ブバネーシュワル市、プリー市、ゴロマニトリ村の人々とのインタビューから収集した情報にもとづいて、現在日本で活動をするオリッサ人についての情報収集も電子メールや電話でのインタビューを通じておこなった。在日オリッサ人のネットワークについて調べるために、在日オリッサ協会Odisha Community in Japan (OCJ)の活動に参加した。
在日オリッサの人々がオリッサ州に住む家族とどのようなやりとりをしているか、移住先の新たな場所をいかに親密化しているか、新たな移住先をどのようにして見つけるかについて調査した。移住の目的、移住先での生活(衣食住)、故郷の家族・親族とのモノ・カネ・情報のやりとりについて調べた。
9月~1月および3月はデータの整理と分析、参考文献の読解と分析枠組みの緻密化を継続した。
昨年度出版した単著『ポストコロニアルを生きる-現代インド女性の行為主体性』の英語版の作成に着手した。それをRoutledge South Asia Seriesから出版するために、現在出版社と交渉中である。なお、長期的に計画している「グローバル社会における親密ネットワークの人類学」プロジェクトの構想も国内外の学会で発表した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 関係性の政治-開発と生存をめぐるグローカルネットーク2012

    • 著者名/発表者名
      常田夕美子・田辺明生
    • 雑誌名

      第3巻:人間圏の再構築-熱帯社会の潜在力(速水洋子・西真如・木村周平編)

      ページ: 333-371

  • [雑誌論文] 第12章:身体の宙ぶらりん-インド、オディシャーのブランコ遊びと現実批判2011

    • 著者名/発表者名
      常田夕美子
    • 雑誌名

      現実批判の人類学-新世代のエスノグラフィへ(春日直樹編)(世界思想社)

      ページ: 270-289

  • [学会発表] Social Relatedness and Sustainability : Women's Agency in Sustainable Living2011

    • 著者名/発表者名
      Yumiko TOKITA-TANABE
    • 学会等名
      The Asian Conference on Sustainability, Energy and the Environment (ACSEE)
    • 発表場所
      大阪Ramada Hotel
    • 年月日
      2011-06-05
  • [備考]

    • URL

      http://www.glocol.osaka-u.ac.jp/staff/tokita/index.html

  • [備考]

    • URL

      http://www.indas.asafas.kyoto-u.ac.jp/

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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