研究課題
基盤研究(C)
近年、日系企業の中国進出に伴って、中国に在住する日本人の数が増加している。中国在住の日本人は、企業活動の他に県人会を組織して、さまざまな活動やネットワークの形成を図っている。その中で、沖縄県人会は、若者を中心とした個人的ネットワークによって活動が展開され、他県人会の組織が年功序列的であり、形式的であることと比べて異なる特徴が見られる。この違いは、沖縄人が自分の意志で就職先を中国に求めることや元来友人などヨコの関係を重視する性格をもつことなどによると考えられる。