研究課題
基盤研究(C)
内水面定置漁業の考古・民俗学的な研究である。具体的にはエリ・ヤナなどの漁具使用の現況を調査した。現在、淡水漁業の盛んな琵琶湖周辺の状態を調べ、周辺地域、日本国内へと範囲を広げた。さらに、中国の長江流域を中心に同様の現地踏査を行った。併行して、日本列島の考古学資料を集成し、それらの歴史背景を調査した。その結果、ヤナ漁は新石器時代(縄文時代)に各地で多種多彩に発明された漁法であり、エリ漁は中国長江流域で発明され、日本列島には稲作導入以後、伝えられた漁法であると判断された。
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佐加太
巻: 第37号 ページ: 2-3
巻: 第38号 ページ: 2-3
淡海文化財論叢, 淡海文化財論叢刊行会編
巻: 第四輯 ページ: 23-28