研究課題
基盤研究(C)
本研究は,主権国家がもつ「人権保障」という機能と主権概念との複雑な規範的関係に着目することを通じて,国家の人為的人格の本質を構成する民主的意思決定プロセスを国際社会の文脈の中でとらえ返すことの重要性を探究することができた。このような展開を踏まえて,本研究は,国家という「人為的人格」における民主的意思決定過程の性質が,社会契約という伝統的な国内的概念によって分析されるだけでは足りず,国際法における自己決定権原則つまり内政不干渉の原則との関係において,その本質をとらえ直さなければならないことを明らかにしたと評価できる。
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Human Rights and Human Nature. Dordrecht : Springer
ページ: 217-234
Philosophy Study
巻: vol.3, No.11 ページ: 983-996
国際文化学研究(神戸大学国際文化学研究科紀要)
巻: 第35巻 ページ: 41-72