デジタル化時代の通信放送法制の憲法学的考察

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21530031
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 公法学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 鈴木 秀美 大阪大学, 大学院・高等司法研究科, 教授 (50247475)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 表現の自由 / 放送法 / 通信法 / 通信・放送の融合 / インターネット規制

研究概要

通信放送法制は2010年に大きく改正された。総務大臣が番組内容に対して監督を行うことは憲法上問題があるにもかかわらず、2010年改正は、この問題を積み残し、そのうえ番組種別の公表という新しい義務を放送事業者に課した。本研究は、新放送法の憲法上の問題点を明らかにした。また、2008年のいわゆる「青少年インターネット環境整備法」を手がかりに、法律によって事業者の自主的取り組みを促す手法についても検討を加えた。

研究成果

• [雑誌論文] 新放送法における放送の自由-通販番組問題を中心として (2012)
  • 著者名/発表者名: 鈴木秀美
  • 雑誌名: 季刊企業と法創造 巻: 8巻3号 ページ: 3-15
• [雑誌論文] 放送法改正の概要 (2011)
  • 著者名/発表者名: 鈴木秀美
  • 雑誌名: 法律時報 巻: 82巻2号 ページ: 80-83
• [雑誌論文] 融合法制における番組編集準則と表現の自由 (2010)
  • 著者名/発表者名: 鈴木秀美
  • 雑誌名: 阪大法学 巻: 60巻2号 ページ: 261-292
• [学会発表] デジタル時代の放送法制-「日本版FCC」論議をめぐって (2010)
  • 著者名/発表者名: 鈴木秀美、山田健太、山本博史
  • 学会等名: 日本マスコミュニケーション学会
  • 発表場所: 関西大学
  • 年月日: 2010-07-04
• [学会発表] Die inhaltliche Regelung im japanischen Rundfunkrecht (2009)
  • 著者名/発表者名: 鈴木秀美
  • 学会等名: テュッセン財団シンポジウム
  • 発表場所: 早稲田大学
  • 年月日: 2009-09-25
• [図書] 『開かれた国家における公法』ヴァール教授70歳記念論文集 (2011)
  • 著者名/発表者名: 鈴木秀美
  • 総ページ数: 433-441
  • 出版者: Duncker & Humblot
• [図書] インターネットと法〔第4版〕 (2010)
  • 著者名/発表者名: 鈴木秀美
  • 総ページ数: 123-153
  • 出版者: 有斐閣
• [図書] 放送法を読みとく (2009)
  • 著者名/発表者名: 鈴木秀美
  • 総ページ数: 92～104
  • 出版者: 商事法務