研究課題
基盤研究(C)
伝統的な協同組合法理論によると協同組合では、組合員は利用者であり、利用者は組合員でなければならない(同一性の原則)。わが国の協同組合諸法は同一性の原則に忠実である。しかし同一性の原則は協同組合にとって本質的であろうか。本研究では同原則の相対化を目指した。これによりわが国の協同組合諸法では実現が不可能な新たな協同組合の制度設計が可能になるからである。この疑問を解くための手がかりとすべく、協同組合の利用を目的としない組合員(非利用組合員)を主として考察対象にした。考察の結果同一性の原則の相対化は可能であるが、より基礎的な協同組合の特質である助成目的との整合性を取ることは容易ではないと考える。
すべて 2014 2013 2012 2011 2010 その他
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)
出口正義ほか編『企業法の現在(青竹正一先生古稀記念)』(信山社)
協同組合研究
巻: 第32巻第1号 ページ: 8-13
神戸市外国語大学外国学研究
巻: 第80号 ページ: 19-36
共済と保険
巻: 第54巻第1号 ページ: 20-33
増田佳昭編『大転換期の総合JA多様性の時代における制度的課題と戦略』, 家の光協会
ページ: 220-239
巻: 第30巻第2号 ページ: 71-78
全国農業協同組合中央会編、『大韓民国農業協同組合法(第1章~第2章)(国際協力関係資料第1号)』(全国農業協同組合中央会)
ページ: 総頁数40頁
http://barrel.ih.otaru-uc.ac.jp/researcher?action=viewResearcherPage&researcherId=16