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2010 年度 実績報告書

上場会社のファイナンス規制の柔軟化をめぐる会社法と証券市場規制の交錯

研究課題

研究課題/領域番号 21530086
研究機関大阪大学

研究代表者

吉本 健一  大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (80031863)

研究分担者 末永 敏和  大阪大学, 法学研究科, 教授 (30093909)
久保田 安彦  大阪大学, 法学研究科, 准教授 (30298096)
キーワード会社法 / 証券市場規制 / エクィティ・ファイナンス / エクィティ型金融商品 / 自己株式の取得 / 社債管理者 / 親子上場
研究概要

本研究課題の平成22年度実施計画に基づき、昨年度に引き続いて、平成における一連の商法改正および平成17年会社法制定によるファイナンス規制の柔軟化について、それらがどのような社会的背景の下、どのような正当化根拠に基づいて実現されたかの分析層・検証を行った。また、それらの規制緩和の補完的機能を果たすべき取引所の自主規制がどのように整備されたかも併せて検討した。具体的には、(1)エクィティ型金融商品に関して末永教授と久保田准教授が、(2)自己株式取得に関して吉本教授と松中准教授がそれぞれの検討作業を進めた。
また、本研究課題に含まれる派生的諸課題にも積極的に取り組むこととし、早稲田大学商学部の谷川寧彦教授および京都産業大学経済学部の齋藤卓爾准教授の参加を得て、(3)社債管理会社の設置強制、ならびに(4)証券取引所における親子会社上場の問題、についても、検討作業を進めた。
これらの作業の進捗状況を確認し、今後の作業の進め方を検討する機会を持つために、平成22年7月には広島修道大学において合宿を行い、また本研究課題に関するカナダ法制およびアメリカ合衆国法制の状況を調査するために、平成23年3月にカナダ・バンクーバーのブリティッシュコロンビア大学で、現地調査を行う予定である。

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公開日: 2012-07-19  

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