| 研究概要 |
本年は、企業結合における少数派株主保護の特別規制の研究として、中国語で、高橋英治、崔文玉訳『企業集団と少数派株主の保護』pp.1-230（2014年2月、法律出版社）を中国で出版した。ほかに編著として、北村雅史＝高橋英治編『グローバル化の中の会社法改正』pp. 1-464（2014年2月、法律文化社）を出版した。本編著の中では、高橋英治「ドイツ法における影響力利用者の責任規制と日本の会社法改正の課題」という企業結合における少数派株主保護の特別規制の研究を発表した。また、５年にわたる本研究の集大成として、高橋英治「少数派株主保護の一般条項と特別規制――両者のあるべき関係」商事法務２００５号pp. 16-27（2013年7月）を発表した。
外国論文としては、Eiji Takahashi/Holger Fleischer/Harald Baum, Unternehmensbewertung im Recht der Aktiengesellschaft: Ein japanisch-deutscher Rechtsvergleich, Zeitschrift für Japanisches Recht/Journal of Japanese Law, Nr./No. 36 , pp. 1- 52 (2013)を、ハンブルクのマックスプランク外国私法国際私法研究所所長らと執筆した。
これらの活動が評価され、２０１３年 Marquis Who's Who in the World, 30th Pearl Anniversary Edition登録された。また、２０１３年６月より ドイツ雑誌「東アジアの法（Recht in Ostasien）」編集者に選出された。
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