研究課題/領域番号 |
21530142
|
研究機関 | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学 |
研究代表者 |
有賀 誠 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学, 人文社会科学群, 准教授 (90531765)
|
研究分担者 |
伊藤 恭彦 名古屋市立大学, 教授 (30223192)
坂口 緑 明治学院大学, 准教授 (10339575)
向山 恭一 新潟大学, 准教授 (10235202)
施 光恒 九州大学, 准教授 (70372753)
松井 暁 專修大学, 教授 (90238931)
|
キーワード | リベラリズム / ポストモダニズム / リバタリアニズム / 多文化主義 / コミュニティ論 / 正戦論 / 環境倫理 / 生涯学習 |
研究概要 |
平成21年度は、ポスト・リベラリズム時代とわれわれが性格づける現代における規範理論の現況を確認するために、ほぼ月一回のペースで、研究会を開催した。研究会は、プレゼンテーションとディスカッションで構成したが、特徴と言うべきは、ディスカッションにも一時間以上の時間を割り当て、通常の学会報告よりはるかに密度の濃い討議の場となることを心がけたことである。より具体的に研究会の内容について述べておけば、「正戦論」、「リベラリズム」、「リバタリアニズム」、「ポストモダニズム」「コミュニティ論」、「多文化主義」、「環境倫理」、「教育理論」といった研究分担者が分担している研究分野毎に、現在どのような議論が当該分野で行われており、それについて報告者がどのような見通しと評価を行っているか、また現時点では試論的なものに留まるとしても、そのような理論動向が現実社会にとってどのようなインプリケイションをもつことが予想されるかについても可能な限り言及するかたちで報告が行われた。各研究会の報告者には二名を充て、ほぼ毎回そのうちの一名をゲストスピーカーとした。これは同一分野の専門家二人で一回の研究会を形作り、できる限り歪みの少ない当該分野の全体像を把握したためであり、大変うまく機能したのではないかと考える。以上の研究会を通じて、現代規範理論の現状と課題を明らかにし、基本情報の共有を図るという研究初年度の目標は、ほぼ実現することができた。
|