研究課題/領域番号 |
21530142
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研究機関 | 防衛大学校 |
研究代表者 |
有賀 誠 防衛大学校, 人文社会科学群, 教授 (90531765)
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研究分担者 |
伊藤 恭彦 名古屋市立大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (30223192)
松井 暁 専修大学, 経済学部, 教授 (90238931)
松元 雅和 島根大学, 教育学部, 准教授 (00528929)
向山 恭一 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (10235202)
施 光恒 九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (70372753)
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キーワード | リベラリズム / ポストモダニズム / 共通善 / ナショナリズム / 平和主義 / 人権 / デモクラシー |
研究概要 |
平成23年度は、当初の予定では、各研究分担省が、個別に研究を進めるというやり方を考えていたが、過去2年間、研究会を定期的に開催した結果、研究会の存在が対外的にも知られ、参加者も増えてきたので、予定を変更し、ほぼ月一回のペースでの、研究会の開催をそのまま継続した.研究会は、プレゼンテーションとディスカッションで構成したが、特徴と言うべきは、ディスカッションにも一時間以上の時間を割り当て通常の学会報告よりはるかに密度の濃い討議の場となることを心がけたことである。具体的に研究会で取り上げたテーマについて述べておけば、「人権論」、「ワークライフバランス」、「リベラリズムと暴力」、「共通善」、「ナショナリズム」、「グローバル・デモクラシー論」、「平和主義」などである。一見多岐にわたるが、「ポスト・リベラリズムの時代」老いうコンテクストを十分意識したかたちでのプレゼンテーションになるよう各人が留意した。その意味で、研究目的に沿いながら、なおかつ多くの研究者の関心を引く研究会を構成できたと考える。過去2年と同様、各研究会の報告者には二名を充でほぼ毎回そのうちの一名をゲストスピーカーとした。これは同一分野の専門家二人で一回の研究会を形作り、できる限り歪みの少ない当該分野の全体像を把握したためであり、大変うまく機能したと考える。結果的に、当初の予定とは異なるかたちとなったが、研究会の成果をより広い範囲の研究者に提供していくことができたことは今年度の大きな成果である。
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