研究課題
本研究は、国連行政におけるアカウンタビリティーの概念の歴史的推移の考察と概念の現代的展開の解明を目的としたのである。そのために、課題1:国連行政における行政統制の制度的発展と総括管理の手法の歴史的察と、課題2:新公共経営論導入が現代の国連行政に与えた影響の考察とその評価を明らかにしようとする。研究2年目にあたる本年は、昨年に引き続き課題1に取り組み、実証的な研究を行った。年間の活動状況を要約すると以下の通りである。・ 2010年10月、国連のアカウンタビリティーの概念を政治的および行政的側面の両面から概観的に論じる論稿を『三色旗』に投稿した。・ 2011年3月中旬、カナダのモントリオールで開催された国際研究学会(International Studies Association)の年次研究大会にて、国連のアカウンタビリティーのモデルを提示する英文ペーパーを提出し、口頭報告およびパネル討論を行った。・ 2011年3月末、阪大の紀要『国際公共政策研究』にアカウンタビリティーと責任の概念の関係を考察した学術論文を寄稿し公表した。・ その他、HPの作成を行い研究成果の一般市民社会への公表に取り組んだり、ユネスコの松浦元事務局長を講演者とするフォーラムにて討論者として招待されるなど社会貢献活動にも取り組んだ。
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国際公共政策研究
巻: 第15巻2号 ページ: 1-17
Paper submitted to the Panel session of 52nd International Studies Association (ISA) Annual Convention in Montreal, Canada
ページ: 26
三色旗
巻: 751号 ページ: 9-14
http://www.dma.jim.osaka-u.ac.jp/kg-portal/aspi/RX0011D.asp?UNO=18615&page=